【ニューヨーク=松尾理也】米インターネットサービス大手AOLが9日、メディア大手タイムワーナーから分離・独立し、独立企業として再出発する。ネット企業の覇者の名をほしいままにしていた2001年当時、「世紀の結婚」と騒がれたタイムワーナーとの合併から約9年。当時とがらりと様相を変えたインターネット業界に、AOLは今度は挑戦者として戻ることになる。
9日の分離独立に際し、先月27日時点のタイムワーナー登録株主は、保有する同社株11株につきAOL株1株を受け取る。AOL株は10日からニューヨーク証券取引所で取引が開始され、当日のセレモニーにはAOLのアームストロング最高経営責任者(CEO)が出席する。
2001年1月に成立した合併は、折からのITバブルを背景にした「小が大をのむ」歴史的な企業合併として注目を集めた。
当初、合併は成功との見方が大勢を占めた。インターネットサービスの多様化を控え、AOLはタイムワーナーの持つ豊富なコンテンツを手にできる。一方、タイムワーナーはインターネットへの対応を強化し、ネットとメディアの融合に向け打って出ることができる。合併は「世界最大の総合メディア企業の誕生」ともてはやされた。
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