【北京=矢板明夫】米インターネット検索大手のグーグルが、中国当局による検閲に反発、中国での事業撤退検討を発表してから約一週間がたった。中国のネット世論には当初、「欧米の価値観を強引に押しつけようとしている」と、愛国主義的な若者を中心にグーグルの方針を批判する声があふれたが、最近は「中国のネット環境改善のために闘ってほしい」と知識人らによるグーグル支持の声が大半を占めるようになっている。
グーグルの撤退検討が発表された翌日の13日ごろから、北京市中心部にある産経新聞中国総局からグーグルの中国語版サイトにアクセスすると、民主化運動を弾圧した1989年の「天安門事件」や反政府の気功団体「法輪功」など、規制対象だったキーワードの検索結果が表示されるようになった。
しかし、数時間で消え、深夜に再度表示される事態が繰り返されるなど、閲覧規制を解除したいグーグル側とそれを阻止する中国当局が激しい攻防を繰り広げていることが伺えた。
北京市内にある名門大学に通う大学生の男性(23)は先週、友人に勧められ、グーグルを通じて米国に本部がある中国語の大手ウェブサイトをのぞいた。それ以来、時間さえあればアクセスを試み、つながったときにはそのサイトにある中国の政局を分析する記事や共産党一党独裁を批判する論文をむさぼるように読んでいるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100120-00000601-san-int
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